伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)

呪術師 二級

呪術廻戦 伏黒恵(ふしぐろ めぐみ)

東京都立呪術高等専門学校の1年生であり、虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)や釘崎 野薔薇(くぎさき のばら)のクラスメイト。かつて、高専生時代の五条 悟(ごじょう さとる)を瀕死の状態にまで追い詰めた禪院 甚爾(ぜんいん とうじ)の実の息子であり、早くから才能を開花させ、呪術高専入学時には既に二級を取得している。

持って生まれた術式は式神使いだが、近接格闘能力の向上にも余念が無く、単独での戦闘とチームでの戦略を適宜に切り替える冷静な頭脳を持つ。

目次

呪術・技・等級

近接格闘

式神使いとしての才能に恵まれながら、それに慢心する事無く近接格闘能力の向上にも積極的に取り組むのが、伏黒の最大の特徴にして長所である。

特に、宿儺に身体を乗っ取られた虎杖が心臓を破壊されて一度死亡した直後は、二年生の禪院 真希(ぜんいん まき)から武器術の指導を受けると共に、自身の「影」を武器庫にして呪具を出し入れする方法論を確立する事に成功している。

十種影法術(とくさのかげほうじゅつ)

伏黒が操る式神術はオーソドックスな「形代」(かたしろ)を用いるものではなく、両手で「動物の形」を作り、壁や地面に映った「影絵」に呪力を付与して具現化させるという独特の術式である。

その発動に際しては、以下の条件が伴う。
  1. 同時に具現化できる式神は二種類まで。
  2. 具現化した式神が完全に破壊された場合は、二度と具現化する事は出来ない。
  3. ただし、破壊された式神の特性や力は、他の式神に引き継ぐ事が可能である。
「十種」と謳うからには全部で10種類の動物を式神化できるものと思われるが、現在のところ、実戦での使用が確認されているのは以下の6種類である。

①玉犬(ぎょくけん)白・黒


 文字通りの「白い犬と黒い犬」であり、実際の警察犬や猟犬同様に、様々な用途に使用できる最も利便性の高い式神。当初は二匹同時に具現化させる事が出来たが、少年院での戦いに於いて特級呪霊に「白」を破壊された為に、以後は「黒」しか具現化する事ができなくなっている。

ただし、「白」の敏捷性や攻撃力を「黒」に上乗せする事は可能となっており、その状態は「渾」(こん)と呼ばれている。

②蝦蟇(がま)


 人間一人を丸ごと飲み込む事が可能な大きさの「蛙」であり、実際、少年院での戦いに於いて救出した釘崎を蝦蟇の腹に収める形で搬送している。ただし、本来的には「舌」を伸ばして敵の身体に巻き付け、拘束するという使い方がメインである。

③大蛇(おろち)


 文字通りの「大きな蛇」であり、敵に咬みついてダメージを与えつつ、その場に拘束するという利便性の高い使い方ができる式神であるが、虎杖の身体を乗っ取った宿儺に破壊された為に以後は使用する事が出来なくなった。

④鵺(ぬえ)


 玉犬の次に伏黒が多用する式神であり、狒々(ひひ)のような顔を持った鳥の姿で出現する。頭から尻尾の先までの全長は人間と変わらない程の大きさであり、実際に人間一人を乗せて飛ぶ事もできる。
また、翼を帯電させた状態で敵に体当たりをする事により、電気ショックによるダメージを与える事ができる。

⑤満象(ばんしょう)


 まさしく、動物園に居る象(ぞう)の式神であり、大きさも実物とほぼ同じである。口から大量の水を放出する事により(ダメージこそ与えられないものの)敵に強制的に目を閉じさせたり、術式の発動を邪魔したりと、いわゆる「ジャミング効果」を与える事が出来る。

ただし、呪力の消費量が大きいらしく、この満象を具現化している間は他の式神を出す事はできない。

⑥脱兎(だっと)


 これも読んで字のごとく兎(うさぎ)の式神であるが、満象とは逆に20匹以上の個体を一度に具現化できる。ただし、攻撃力は異様に低く、本物の兎がぶつかった程度のダメージしか与える事はできない。

渋谷での虎杖との共闘に於いて、ダメージを「あべこべ」にする術式を用いる呪詛師、栗坂に対しては功を奏したが、本来的にはどのような状況を想定して組み込まれている式神なのか、判然とはしない。

八握剣・異戒神将魔虚羅(やっかのつるぎ・いかいしんしょうまこら)


 この異戒神将魔虚羅(以下、魔虚羅と記述)は未だ調伏の儀式が完了していない為、他の式神の様に安全に召喚し、命令を下す事はできない。ただし、「調伏する為に呼び出す」事は常時可能であり、偽夏油が巻き起こした渋谷での呪術テロの際、連戦に次ぐ連戦で呪力を使い果たした伏黒が呪詛師、重面 春太(しげも はるた)に遭遇した際に呼び出された。

「布瑠部由良由良」(ふるべゆらゆら)という召喚呪文を唱える事によって呼び出された魔虚羅は異形の大男の姿をしており、右手の甲には大剣を縛り付け、その背中には船の操舵輪のような大きなリングが付いている。それぞれの効果は以下の通り。
  1. 大剣・・・対呪霊に特化された剣であり、実際に対戦した宿儺に「俺が呪霊なら あの一撃で 消し飛んでいたな」と言わしめるほどの威力を持つ。
  2. リング・・・敵から何らかの術式を伴った攻撃を受けた際に回転し、以降、同じ術式からはダメージを被らなくなるという「適応」の特性を持つ。
特に恐るべきはリングの適応効果であり、半端な攻撃では即座に適応されてジリ貧に追い込まれてしまうと判断した宿儺は、初見の攻撃で回復不可能なほどの大ダメージを与えて一気呵成に決着するべく領域”伏魔御廚子”(ふくまみずし)を展開し、最後は特級呪霊の漏瑚(じょうご)を倒した際にも用いた炎の術式”開”でトドメを刺した。

領域展開・嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)

それまで、領域展開を扱う事が出来なかった伏黒が術師として大きく飛躍したのは、虎杖、釘崎と共に挑んだ「八十八橋」(やそはちばし)での戦いである。

そこで遭遇した呪霊は、かつて少年院での戦いで微動だにする事も出来なかった特級呪霊と瓜二つに似通った姿をしており、やはり(伏黒自身が事前に知る由もなかったが)「宿儺の指」を取り込んでいた。

案の定、呪霊の攻撃によって数秒間、気絶してしまうほどの実力差を見せつけられた伏黒は、かつて虎杖の身体を乗っ取った宿儺に対して出しかけた「布瑠部」の構えを取り、決着を図ろうとする。

しかし、その瞬間、やはり宿儺との戦いの際に指摘された「宝の持ち腐れだな」という言葉が意識を横切り、布瑠部の構えを解いて”新たなる影のイメージ”を脳内に構築し始める。

かくして、構築したイメージに呪力を注いだ結果として出現したのが、この「嵌合暗翳庭」である。

領域が展開されると、薄暗い洞窟のような場所に、まるで「影が水溜まりになったような地面」が現れ、その水溜まりから無数の「蛙の形をした影」が現れる。その無数の蛙が呪霊の足にまとわりついて動きを封じる事はもちろん、その蛙の上に伏黒自身が乗って移動しながら攻撃する事も可能である。

残念ながら、この時は呪霊が放った呪力の放射によって領域は破られてしまったが、その直後、呪霊自身の影に潜り込んでいた伏黒が、背後から心臓を突き刺して勝利している。

今後、伏黒自身の更なる呪力の向上と術式の精密化によって、この領域展開がより完璧なものになる事が期待される。

性格・体質・出自


・伏黒の実父である禪院 甚爾(ぜんいん とうじ)は、天与呪縛(てんよじゅばく)によって呪力が「完全にゼロ」であった為に、禪院家に於いて「人間に非ず」という扱いを受けて育った経緯があり、「自分の子供には恵まれた人生を送って欲しい」という願いを込め、息子に「恵(めぐみ)」と名付けた。

しかし、伏黒の母となった女性が急逝した後、甚爾は当時小学一年生であった伏黒を置いて別の女性と駆け落ちしてしまった為に、禪院家に引き取られる予定であった。
(後に判明したところによると、「引き取る」と言うよりは、甚爾が禪院家から借りていた多額の借金の「担保」として差し出される手筈となっていた)

時を前後して、一度は甚爾に殺されかけた五条が、甚爾自身が最期に残した言葉から幼い伏黒の存在を知り、将来、呪術師になる事を条件に高専の方から甚爾の借金を建て替える事により、伏黒の身柄を預かった経緯が明らかになっている。

台詞

声優:内田 雄馬


「呪いってのは普通 見えねえんだよ」
もしもの時 俺にはアイツを始末する責任があります
「呪術師として どんな人達を助けたいですか?」

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