禪院家第26代当主である直毘人(なおびと)の実子。呪術高専東京校の真希(まき)、京都校の真依(まい)の従兄弟にあたる。特別一級術師。
東京・渋谷に於ける呪術テロで実父の直毘人が死亡した事に伴い、京都の禪院家で遺言状が公開されたが、本来は嫡男(跡継ぎ予定者)である自分が相続する筈の当主の座が、例外規定に該当する事により伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)に譲られると知って激昂し、伏黒を殺害するべく東京に向かう。
目次
術式・技・等級
投射呪法(とうしゃじゅほう)
直哉は実父である直毘人の投射呪法をそのまま受け継いでいる為、内容に関しては直毘人の項を【参照】の事。ただし、「秘伝・落花の情」までも伝授されているかは明らかになっていない。また、いわゆる「得物」(刃物などの武器)を見える形で持ち歩かない事を信条としており、東京で虎杖と一緒に居た脹相(ちょうそう)と対戦した時も当初は素手による格闘に徹していたが、予想外のタフネスに妥協する形で懐から短刀を取り出して使用した。
性格・体質・生い立ち
・絵に描いたような男尊女卑思想の持ち主であり、従姉妹である真希が東京・渋谷での呪術テロで直毘人と同じく生死の境を彷徨っていると従者から聞いた際も、
「真希ちゃんはアカン、アレは男を立てられへん」
と、一切心配している様子は無かった。
・直毘人の遺言状の開封前から次期当主は自分であると確信しており、同じく次期当主候補である叔父の扇(おうぎ)や、もう一人の従兄弟である甚壱(じんいち)を挑発して楽しんでいた。
・禪院家の上部実働組織「炳」(へい)の筆頭を務める。
東京にて
伏黒を探しに向かった東京で、呪胎九相図の長男である脹相と一緒に居た虎杖を発見するが、その直後に現れた特級術師、乙骨 憂太(おっこつ ゆうた)が虎杖の処刑(実際には偽装であった)を目的としていた為、直哉は脹相を相手にする。加茂家の相伝術式である赤血操術については熟知していたものの、脹相が人間の術師だと思い込んでいた為に受肉体特有の利点である「呪力を血液に変換できる」という特性に気付かず、広範囲な攻撃に捕まってあわや止めを刺されそうになるが、そこに虎杖を捕獲し終えた乙骨が割って入った為に九死に一生を得る。
脹相の血液の毒を乙骨の反転術式によって治療してもらう代わりに、実際には偽装であった虎杖殺害を「確かに殺害した」として呪術総監に報告するように要求され、伏黒の捜索は失敗に終わった。
真希との対決と、その最期
禪院家の新たな当主となった伏黒の権限を利用し、禪院家が管理する”忌庫”を開けようとする真希を待ち構えていた直哉は、扇(おうぎ)が娘の真希と真依を粛清しようとしているのを知っており、当初は余裕の表情で真希を挑発していた。しかし、真希が甚爾と同じ「フィジカルギフテッド」として完成された事を知り、「炳」の筆頭として真希と対峙する。当初は投射呪法をフル回転させて攻撃の先手を取っていた直哉であったが、目が慣れてきた真希に「1/24秒の動き」を作られて捉えられ、反撃不可能なほどのダメージを負う。
辛くも、その場を這って逃げ回復に努めようとしたが、真希によって精神的に追い詰められた真希の母親に(何故か)背中を包丁で刺され、死亡した。
台詞
「顔がアカンわ」
「死んでもらお 思て」
「今 めっちゃキショいこと 言うた?」
「ドブカス…がぁ!!」
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