”死滅回游”に参加するプレイヤーの一人であり、東京第二結界(コロニー)に滞留し活動している。その素性は、羂索と契約して”呪物化”した過去の術師が現代人の肉体を乗っ取った、いわゆる「受肉体」である。
”死滅回游”の開始以来、驚異的なスピードで200点(術師換算で40人)を獲得しており、その内の100点を消費する事によって総則(ルール)に9番目の条項を追加した。
目次
術式・技・等級
近接格闘
”西遊記”に登場する孫 悟空を象徴するアイテムである”如意棒”のようなデザインの武具を常に携帯しており、これによる近接格闘を専らの攻撃手段としている。ただし、決して相手を”突き放す”ような中距離指向の用い方ではなく、東京第二結界(コロニー)に於いてパンダと遭遇した際には、積極的にゼロ距離まで接近した上で関節を棒で絡め取って破壊するという、実に巧みな使い方をしている。
また、鹿紫雲は呪力を電気に変換する事によって、伏黒の式神である”鵺”(ぬえ)のように身体に帯電する事ができるので、敵は格闘のダメージに加えて電気ショックによるダメージも重ねて被る事となる。
更には、近接格闘中に”電撃”(後述)のマーキング行為をも同時に行う為、鹿紫雲の術式を事前に知っていない限り、この一連の攻撃に対処する事は非常に難しい。
電撃
前述の近接格闘の際に、対象の身体に呪力によるマーキングを予め施しておき、任意のタイミングで自身に帯びている電気から”プラス電荷”を分離させて対象に移動する。すると、自身に蓄えられた”マイナス電荷”がプラス電荷の方に誘導され、自然現象である”落雷”と同様の放電現象が起こる。
仮に鹿紫雲自身の呪力出力を電力に単純換算した数値が自然現象の落雷(約1億V、10万~20万A)の1/10程度であると仮定した上で、近接格闘時の”帯電”によるダメージが市販のスタンガンと同程度とするならば、この電撃によるダメージは軽く100倍を上回る。
性格・体質・経歴
・非常に好戦的であり、自ら進んで”死滅回游”に参加している事が窺い知れる。ただし、”鹿紫雲 一”という名前が羂索と契約した術氏本人の名前なのか、それとも”器”となった現代の一般人の名前なのかは判然としていない。
・「400年前の方が幾分ましだった」等の発言をしている為、実際に鹿紫雲本人が生存していたのは400年前である可能性は高い。しかし、それと同時に、400年前の時点では既に呪物化していた筈の宿儺を探している様子でもあり、何故、面識がある筈もない宿儺に会いたがっているのかも判明していない。
台詞
「どいつもこいつも 貧弱過ぎる」
「何処にいる 宿儺…!!」