東京都立呪術高等専門学校の3年生であり、五条 悟に「僕に並ぶ術師になる」と言わしめる実力者。ただし、学生として分不相応な言動を問題視される事が多く、夏油 傑が画策した”百鬼夜行”の際には京都へ派遣されたが、上層部と揉め事を起こして停学処分を受けている。
東京・渋谷に於ける呪術テロ以降は同じく3年生の星 綺羅羅(ほし きらら)と行動を共にしており、栃木県の立体駐車場跡地で、いわゆる「ファイト・クラブ」(賭け試合)を開催し胴元を務めている。
目次
術式・技
近接格闘
”ヤスリ”のようにザラついた、独特の質感の呪力を纏っての近接格闘を特色とする。虎杖いわく「威力の大小以前に”痛い”」。※領域の部分的な具現化?
自身が運営するファイトクラブに虎杖が乗り込んで来た際、”電車のドア”のような物体を具現化させて虎杖を挟もうとしたが、これは後述する領域展開の中の演出部分にも登場するものであり、領域内の構成要素をごく一部、ごく短時間に限定すれば通常の空間に具現化できる可能性が高い。領域展開・坐殺博徒(ざさつばくと)
パチンコ機の演出アニメーションを映像再現した領域であり、展開された直後に「必中効果」として対象の脳内に”ルール説明”が流れ込む。ただし、その大半が演出映像が何を意味するのかについての開示であり、この時点で対象にダメージを与えたり行動を制限したりする事はない。
ルール説明が終わると、秤自身の意図による「攻撃を兼ねた予告演出」のターンとなり、具現化したパチンコ玉による投擲攻撃や、前述の電車のドアのような物で”挟む”攻撃が可能となる。
ただし、この攻撃は後述する「大当たり」を引き当てるまでの時間稼ぎとしての要素が強く、大した攻撃力を持っているわけではない。
この領域の本当の効果は、実在するパチンコ機同様に239分の1の確率で同じ図柄が三つ揃うと「大当たり」となり、その後4分11秒の間、秤自身が「無敵モード」になる事である。
【実在するパチンコ機の演出例】
🔊音量注意
🔊音量注意
無敵モード
同じ図柄が三つ揃って「大当たり」を獲得すると、領域は解除され(何処からか)テーマソングが鳴り始める。その音楽が鳴っている4分11秒の間(ラウンドと呼称される)、秤は以下の二つの特典を得る。- 無制限に呪力が溢れ続け、ラウンド中はいわゆる「呪力切れ」を起こす事がなくなる。また、この状態にある時は呪力による肉体の強化が攻撃力、防御力共にMAXになっているのと同義であり、敵の呪力特性による効果(鹿紫雲の電撃など)を最小限に抑える事ができる。
- 呪力が溢れ続ける弊害として肉体が耐え切れずに壊れてしまわないように、ラウンド中は自動で「反転術式」が発動し続ける。
掌印
秤が領域を展開する際に手で結ぶ印は、「弁才天印」(べんざいてんいん)と呼ばれる形である。
性格・体質・等級・生い立ち
・いわゆる”不良”(ワル)のような外見によって、年齢は実際より上に見える。
・等級に関しては明らかになっていないが、京都校の東堂に勝るとも劣らない格闘能力の高さと、領域展開を会得している事から鑑みて、実力的には一級は確実である。
ただし、先述の通り、”百鬼夜行”の際に上層部の保守派の人物と揉め事を起こして停学処分を受けている最中なので、併せて降格処分(例えば準一級など)を受けている可能性も高い。
台詞
「俺は”熱”を愛している」
「生きることは ギャンブルだ」
「適度に楽しむ博打なんて あり得ねぇってこった」
公式人気投票
投票総数 | 得票数 | 順位 | |
第1回 | 未登場 | 無し | 無し |
第2回 | 97,860票 | 6票 | 第78位 |
初登場
【第2巻】第11話「ある夢想」
虎杖の遺体を安置していた解剖処置室に於いて、自分が教員になった理由を五条が伊地知に対して説明する際に、二年生の乙骨、三年生の秤の名を挙げ、二人とも自分に並ぶ術師になると称賛した。