謎と考察

用語解説

呪いの映画

「呪術廻戦」に登場する特定の人物の出自や関係性、術式や呪具にまつわる謎や不明点などを、現時点で可能な限り考察します(更新随時)。

目次(五十音順)

里香とリカの違い


折本 里香おりもと りか)とは、言うまでもなく特級術師である乙骨 憂太(おっこつ ゆうた)に憑依していた「特級過呪怨霊」(とっきゅうかじゅおんりょう)である。その強さは、同じ特級術師である夏油 傑げとう すぐる)の奥義「極ノ番・うずまき」を正面から捻じ伏せるほどであった。

しかし、夏油との戦いが終わった後に里香は解呪(解放)され、その霊魂は消失(昇天)している

それから約10ヶ月後の”渋谷事変”の後、呪術総監部から”宿儺の器”である虎杖 悠仁いたどり ゆうじ)を処刑せよと命じられた乙骨が、魔窟と化した東京で虎杖と交戦した際、驚くべき事に「リカ」とカタカナで呼称する式神のようなモノを召喚している。

はたして、この「リカ」とは、
  1. 折本 里香 本人の霊魂を再度降霊して、再契約した状態。
  2. 昇天したのは折本 里香の「人格」のみであり、顕現時に呪力で構築されていた「外殻」(ボディー)は術式化して乙骨の手元に残っている状態。
  3. 新たに習得した式神術に、愛着上の理由で「リカ」と名付けているだけの状態。
以上の三つの可能性の内、どれなのだろうか??

里香本人の再降霊?

1.に関しては、ほぼ「あり得ない」と言い切ってしまってよいと思われる。なぜならば、夏油を撃退した直後に、五条から「憂太自身が里香に呪いをかけて拘束していた」との結論を聞かされて大きく慟哭し、後悔していたからである。

元より仲間に対する尊敬心が強い乙骨が、自分の都合の為に(それが死者の霊魂であれ)他者を再度呼び出して利用するとは考えづらい。

術式化した里香の外殻?

2.の場合、結果論ではあるものの可能性は決して低くはない。そもそも、乙骨自身が(無意識の内にであれ)折本 里香の霊魂を現世に引き留めていたのであれば、顕現時の外殻(ボディー)部分も乙骨自身の呪力によって形成されていた可能性の方が高い。

折本 里香の役割は、あくまでも乙骨の呪力イメージの「増幅」であったとするならば、術式化して乙骨自身の肉体に刻まれるのは単に時間の問題であったと言える。

新たに習得した式神?

3.が最も可能性が高く、なおかつ安定した運用が見込める方法論なのではないかと思われる。と、言うのも2.の場合だと、たとえ折本 里香の人格部分が昇天した後でも、外殻部分に「それまでの運用履歴」が情報化して残ってしまう可能性が考えられるからである。

それまでの運用履歴とは、例えば「出そうとしても出なかった」だとか、あるいは「出るには出たが、コントロールを失って暴走してしまった」等の記録である。これが残ったままだと、いくら乙骨と言えど以後の安定運用は難しいのではないだろうか。

それならば「外観のイメージとしての里香」は残しつつ、実働部分の式神は新たに契約(もしくは構築)した方が、パワーの面では幾分劣ったとしても、コントロールを失って暴走するような事は無い筈である。

この説を裏付ける根拠としては、折本 里香の解呪(昇天)後に改めて四級から再スタートを切った乙骨が、約半年後には特級に返り咲いている点である。これこそまさに、乙骨の本来の血統の良さに「コントロール性」を加味した結果が、今度こそ上層部に認められた結果ではないだろうか。
【参照】
出自
降格と再昇級